琉球怪談百物語・戦闘機 (新聞紙面より)
2011年12月05日

新聞より
琉球怪談百物語 【戦闘機】
金城さんは子供の頃、海の近くに住んでいた。
近くの浜辺には、誰も住んでいない廃屋があった。
彼らはそこで戦争ごっこをして遊んでいた。今でも友人たちと語り草になる話しが一つあるトいう。
それはたびたび現れた黒っぼい戦闘機についての話しである。
その廃屋は荒れ果てて、もはやコンクリートと枠しかないような建物だったが、戦争ごっこをして遊ぶには、うってつけだった。
また同じ時刻に、空の彼方に一機のプロベラ戦闘機が現れることが分かった。
ブーンという響かせて、戦闘機は廃屋の真上を通過し、そのままUターンしてもい一度金城さんたちの頭上を通過する。
そして上昇しながら、プッリと空に消えてしまうのである。
最初は金城さんたちも、またいつもの戦闘機がやってきたなと、そんな風に思っていた。だが時間が経つにつれ、だんだんとおかしなことに気付くようになってきた。
機体には旧日本軍のマークが入っており、現れてから徐々に廃屋への距離が近くなってきたのだ。
しまいにはコクピットに座っている操縦士がこちらを向いて睨んでいるのも確認できるまでになった。
ある時、あまりに戦闘機が近くまでやってきたので、金城さんは握りこぶし大の石を、戦闘機に向かって投げつけた。
すると石は奇跡的に戦闘機に当たり、ガンという鈍い音がした。同時に操縦士がいきなりこちらに向き、機銃で廃屋を攻撃してきた。
びっくりきした金城さんたちは悲鳴を上げて廃屋を出たが、廃屋を一歩出ると、大空には戦闘機はおろか、雲ひとつなかった。
今でも、あの戦闘機がなんだったのか、金城さんたちには分からないという。
************************************************
「東日本大震災」により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げまと同時に 一日も早い復旧・復興を願って、義援金受付を、下記で行います。
日本赤十字社 「東北地方太平洋沖大震災の義援金の取り扱い」について
http://www.okinawa.jrc.or.jp/20110313-touhokujisin-gienkin.htm
IDダイビングスクール3~4人一組での申込は、1名さま ¥19.800(平日受講の3~4人で同時参加)但し、申請料金、¥5.000 別途







メールは、diver@okinawa-geta.com 携帯からも送信可能
コメントは下のCommentsか、掲示板 へ、 お願いします。
Posted by ゲタ at 11:58│Comments(0)
│ウチナーいろいろ・・